腰の痛みとは

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いわゆる腰痛のことです。ちなみに日本人で腰痛を経験したことがあるという方は、全体の7割を超えると言われています。また腰痛は病気等、原因が特定できる特異的腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症 等)と原因が特定できない非特異的腰痛に分けられますが、その多くは非特異的腰痛です。また腰痛が発生し、8週間程度で治る腰痛は急性腰痛、3ヵ月以上続く場合は慢性腰痛と診断されます。

以下の症状に心当たりがあれば、一度ご相談ください。

  • 長時間立ち続けると腰痛が出る
  • かがんだ姿勢になるのがつらい
  • 腰の痛みがずっと続いている
  • ぎっくり腰になった気がする
  • 電気が走ったような痛みを足腰に感じている
  • 長時間の座位で、臀部から足にかけて、しびれや痛みが出る など

慢性腰痛

慢性腰痛とは

腰に痛みを感じて3ヵ月以上経過している状態が慢性腰痛です。これは病名ではありません。主に腰痛がずっと続いている状態で、慢性腰痛を訴える患者様の約85%の方は原因が特定できないとされています。この場合、特定できないというよりは、見つけられないというケースが多いのではないかと言われています。なお原因に関しては、背骨や骨盤の異常がよく挙げられますが、内科的な病気(尿路結石、膵炎、腎盂腎炎、子宮内膜症 等)やうつなど心因的なケースもあります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは

腰椎の部位にある椎間板(骨と骨の間にあるクッションの働きをする軟骨)が、主に加齢や姿勢の悪い状態で作業を続けるなどして変性(主に後方へ飛び出す)し、それによって神経を圧迫することで様々な症状が現れている状態を腰椎椎間板ヘルニアと言います。
よくみられる症状は、片側の腰から臀部にかけての痛み、足のしびれや放散痛です。さらに腰椎は横に曲がるようになるので、動かしにくい、重い荷物を持つと痛みが増すということもあります。また脊髄が障害されると、痙性麻痺がみられるようになります。

腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎の部位にある椎弓(腰椎の後方部分)の関節突起間部で疲労骨折がみられている状態が腰椎分離症です。スポーツをよくする10代(中高生)の成長期に起きやすいと言われています。よくみられる症状は腰痛ですが、自覚症状がみられないこともあります。この腰椎分離症がさらに進行した状態を腰椎分離すべり症と言います。

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは

腰椎部分の椎骨が、尾骨側の椎骨と比べて、前方もしくは後方にずれている状態が腰椎すべり症です。この場合、腰椎分離症の進行によって発症すること(腰椎分離すべり症)もあれば、椎間板や脊椎が加齢等によって変性して発症すること(腰椎変性すべり症)もあります。
主な症状は、腰痛のほか、神経根が圧迫を受けると(片側の)臀部から足にかけて痛みやしびれがみられるようになります。このほか、歩き続けると足が痛くなって歩けなくなり、しばらく休むと歩けるようになる間欠跛行の症状が現れることもあります。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは

脊髄の神経が通る管のことを脊柱管と言います。この脊柱管の中を走る神経が、加齢や運動、脊椎疾患によって変形した背骨や椎間板などの圧迫を受けることで、様々な症状をみられている状態が脊柱管狭窄症です。
主な症状としては、間欠跛行があります。これは一定時間歩くと足(太ももから足首にかけて)にしびれや痛みが出て歩けなくなりますが、休みをとることで症状が和らぐようになります。ただ、また歩き始めて時間が経過すると痛みやしびれが現れるというものです。さらに病状が進行すると、足の筋力低下、排尿あるいは排便障害がみられるようになります。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは

何らかの原因で坐骨神経が圧迫や血流障害を受け、それによる症状がみられている状態が坐骨神経痛です。発症の原因としては、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症などが挙げられます。
主な症状ですが、腰や臀部付近から太ももにかけての部位でしびれや痛みがみられます(多くは左右どちらか片側)。また間欠跛行(ある程度歩くと足に痛みが出て、少し休むと症状がやわらぐ)、体を動かすと足の痛みやしびれが増すことなどがあります。

ぎっくり腰

ぎっくり腰とは

正式には急性腰痛症と呼ばれます。多くは、重い荷物を持ち上げる、腰を捻る動作をいきなりするなどして起きます。人によっては、立ち上がった動きをしただけでぎっくり腰になったというケースもあります。発症の原因は特定されていませんが、慢性的に筋肉が疲労している、骨格のゆがみ、突発的に加わった腰への負荷などが考えられています。
主な症状は腰痛ですが、動かそうとすると痛みが出るので、その間は安静にしています。
なお多くの場合、発症後1~2週間ほどで痛みはやわらいでいくようになります。ちなみに痛みが1ヵ月以上続くという場合は、別の疾患(疲労骨折、椎間板ヘルニア等)の可能性もあります。

ひなた堂鍼灸整骨院での腰の痛みへの施術

当院では患者様の症状のお悩みをじっくりと聞いたうえでその患者様にあった治療をご提案させていただきます。
その上で、炎症期ではなるべく早く炎症を抑えるために手技や電気治療、アイシング等を行います。
痛みが強い急性腰痛などの場合には経絡やツボ、筋肉に対して鍼治療を行うことや、コルセット等で患部の安静を図り早期に痛みの改善を図ります。
炎症が落ち着いてきた症状、コリからくる症状に関しては手技や温活、骨格矯正にてバランスを整えることでその人の持っている自然治癒力を高める施術を行います。また、腰に関しては痛めることが多く不自由になりやすいので症状が回復してきた方には再発予防につながるよう施術と生活指導や自宅でできる運動療法等の指導を行います。
特に当院は温活に力を入れていますので腰の痛みに関してはフィジオパックを用いて腰回りの筋肉を温め血流の促進を促し回復を早くしていきます。
そして日常生活に温活を取り入れることで免疫力の向上などを図り再発しにくい体づくりを目指していきます。