肩の痛みとは

肩の痛み画像

肩に痛みを感じる場合、多くは肩周りの筋肉や靱帯に何らかの障害が起きたことによる痛みによるものです。そもそも肩は、人の身体に数ある関節の中でも可動する範囲が広く、球関節であるため(関節が)外れやすい構造にもなっています。そのため、筋肉や靱帯が同関節をサポートする働きもしています。また加齢により筋力が弱まれば、筋肉に加わっていく力が重荷となって、様々な症状が起きやすくなるということがあります。

以下のような症状があれば、一度ご相談ください。

  • 肩こりや肩の痛みに常に悩まされている
  • 首から肩にかけて、重さやだるさを感じている
  • 肩や首を回そうとする際にきつい思いをしている
  • 猫背になりやすく、姿勢が悪いとの指摘を受けた 等

肩の痛みがみられる主な疾患

頚肩腕症候群

頚肩腕症候群とは

首から肩、さらに腕などの範囲で、異常感覚(しびれ)、痛み、筋肉の凝りといった症状が現れる症候群のことを言います。
原因としては、長時間同じ姿勢を保ち続けながらの仕事(パソコン作業 等)をする、工場内での作業、調理などが挙げられます。どのような作業をしているかによって症状の現れ方は異なるとされています。ただ多くは、手指や手関節をはじめ、腕や肘、さらに肩などの部位より、だるさがずっと続く、しびれや痛みが出るなどします。なお自覚症状は強いものの、他覚症状は出にくいとされています。

肩こり(慢性痛)

肩こりとは

首あるいは肩甲骨、肩の周囲等の部位に重だるさ、凝り、痛みといった症状が現れ、人によっては、頭痛や吐き気なども訴えられます。
原因は2つあるとされています。ひとつは、肩こりの原因が特定できる症候性肩こりです。この場合、椎間板ヘルニア、肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)、肩腱板損傷などによる一症状ということもあります。また肩などの部位に関係なく、うつ病などの心の病気、眼精疲労など眼の症状、内科的疾患(高血圧、糖尿病、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、甲状腺機能亢進症 等)によって引き起こされることがあります。
もうひとつは、原因を特定することができないとされる本態性肩こりです。それでも、慢性的な運動不足、精神的なストレス、悪い姿勢をずっと続けている、パソコン画面を見ながらの長時間のデスクワーク(VDT作業 等)などが関連しているのではないかと言われています。
なお肩こりが、どうしても治らない、しびれや放散痛もあるという場合は、重篤な病気を発症している可能性もあります。一度ご相談ください。

腱板損傷

腱板損傷とは

腱板とは、4つあるとされる筋肉の腱(棘上筋腱、棘下筋腱、肩甲下筋腱、小円筋)を総称した呼び名です。役割としては、肩甲骨と上腕骨をつなぎ、腱板があることで安定的に肩関節が動くようになります。この腱板が筋断裂するなどして損傷している状態が腱板損傷です。原因としては、加齢によって腱板が切れやすくなるほか、交通事故やスポーツ中のケガによる外傷がきっかけになることもあります。
よくみられる症状ですが、肩を動かす際や睡眠中に痛みが現れます。そのため、眠りが妨げられて不眠症になるケースもあります。なお関節の動かしにくさを感じるものの、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)と比較すると関節の動き等はそれほど制限されません。

ひなた堂鍼灸整骨院での肩の痛みへの施術

当院では患者様の症状のお悩みをじっくりと聞いたうえでその患者様にあった治療をご提案させていただきます。
その中で炎症期ではなるべく早く炎症を抑えるために手技や電気治療等を行います。
痛みが強い場合には経絡やツボ、筋肉に対して鍼治療を行い早期に痛みの改善を図ります。
炎症が落ち着いてきた症状、コリからくる症状に関しては手技や温活、骨格矯正にてバランスを整えることでその人の持っている自然治癒力を高めて肩関節の動かせる範囲をいち早く正常に戻すため施術を行います。また、症状が回復してきた方には再発予防につながるよう施術と生活指導を行います。
特に当院は温活に力を入れていますので肩の痛みに関してはフィジオパックを用いて肩に関係する首や腕などを含めて温め血流を促して回復を早くしていきます。
また、日常生活に温活を取り入れることで免疫力の向上などにつながり再発しにくい体づくりを目指していきます。
特に肩周りに関しては日常生活が不自由になりやすいので、可動域を正常に戻すことをまずは目標にして施術を行います。