首の痛みとは

首の痛み画像

首に痛みを感じる場合、頚部や肩の周囲に集中して痛みがあるタイプとそれ以外の部位でも痛みがみられるタイプに分けられます。前者の場合、寝違え、首こりなどがあります。
後者は、むちうち症、頸椎椎間板ヘルニアなどが挙げられます。

以下のような症状がみられる場合は一度ご相談ください。

  • 首に痛みがある
  • 首のこりに悩まされている
  • 首を動かせない
  • 首から手にかけてしびれがみられる など

頚肩腕症候群

肩の痛みページ「頚肩腕症候群」をご覧ください。

寝違え

寝違えとは

朝起きた時に首の後ろに痛みがある、首の痛みが強くて動かせないなどの症状がみられるのが寝違えです。原因に関しては、はっきりわかっていません。
ただ、ぎこちない姿勢を睡眠中にずっと続けていた、普段は行わない運動や労働によって頸部の一部の筋肉がけいれんを起こした(こむら返り)、頸椎後部にある関節包と呼ばれる部分に炎症が発生している等で起きるのではないかと言われています。関節包の炎症に関しては、手指~肩の部分(いわゆる上肢)を使い過ぎる、同一の姿勢を長時間続けている(PC作業によるデスクワーク 等)ことによる頸部の筋肉負担などが挙げられます。

寝違えでみられる症状の多くは、数日ほどで痛みがだんだん改善していくようになります。一週間ほど経過しても痛みがまだ続くという場合は、頸椎椎間板ヘルニアなど別の疾患の可能性もありますので、一度当院でご相談ください。

首こり(慢性痛)

首こりとは

パソコンでの作業やスマートフォンを使う際の姿勢に関して、大半の方はうつむき加減となって操作していると思われます。これが首の後部の筋肉に負担をかけていくことになります。これによって筋肉の緊張状態を続けていくことで血行障害が起きるなどすると、筋肉がこわばるなどして首こりがみられるようになります。ちなみに上記以外の原因としては、慢性的な運動不足、精神的ストレスのほか、頸椎に何らかの病気(頸椎椎間板ヘルニア、変形性頸椎症 等)があるといったことなども考えられます。
主な症状ですが、首が痛い、首が重く感じる、頭痛、吐き気などがみられます。また首というのは、自律神経の通り道であることから首こりの影響は同神経を乱しやすくします。
そのことで不眠やうつを引き起こしてしまうこともあります。

頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニアとは

頸椎の部分にある椎間板(骨と骨の間にあるクッションの働きをする軟骨)が変性し(椎間板が後方に飛び出た格好)、それが脊髄を圧迫することで様々な症状がみられている状態を頸椎椎間板ヘルニアと言います。原因に関しては、加齢による椎間板の変性が最も多いです。上記以外では、姿勢の悪い状態で仕事を続ける、スポーツによる酷使、ケガなども挙げられます。
主な症状ですが、発症して間もない頃は、頸部や肩甲骨周囲に痛みが現れる程度なので、肩こり程度にしか思わないこともあります。ただ症状が進行し、神経根が障害されると片側の首、肩、腕に放散痛やしびれ等がみられます。脊髄が障害を受けると、腕全体や足に麻痺やしびれ、歩行障害や排尿障害などが現れるようになります。

むちうち症

むちうち症とは

交通事故などをきっかけに過剰なまでの強い外力が首に加わることで起きるのがむちうち症です。この場合、外傷性頚部症候群、または頸椎捻挫という疾患名で診断がつけられます。
同疾患は、交通事故等の強い衝撃をきっかけに頸椎が過伸展し、その反動で過屈曲が起きます。これによって、筋肉、靱帯、神経等が傷つくようになります。主な症状は、頭痛、首の痛み、肩こり、めまい、耳鳴り、手のしびれなどです。なお、むちうち症に関しては、骨折や脱臼がみられることはないです。

発症して間もなくは、痛みが強く出るなどしているので、患部を固定するなどして安静にします。ただ骨折や脱臼のケガのない状態で、長期に渡って頸椎を固定し続けると、首こりや肩こりを長引かせる原因になります。

ひなた堂鍼灸整骨院での首の痛みへの施術

当院では患者様の症状のお悩みをじっくりと聞いたうえでその患者様にあった治療をご提案させていただきます。
炎症期ではなるべく早く炎症を抑えるために手技や電気治療、アイシング等を行います。
痛みが強い場合には経絡やツボ、筋肉に対して鍼治療を行い早期に痛みの改善を図ります。
炎症が落ち着いてきた症状、コリからくる症状に関しては手技や温活、骨格矯正にてバランスを整えることでその人の持っている自然治癒力を高めて首の状態をいち早く正常に戻すため施術を行います。特に日常生活でできる運動療法などを指導し日頃からの姿勢改善を目指します。また、症状が回復してきた方には再発予防につながるよう施術と生活指導を行います。
特に当院は温活に力を入れていますので首の痛みに関してはフィジオパックを用いて温め血流を促して回復を早くしていきます。
そして日常生活に温活を取り入れることで免疫力の向上などにつながり再発しにくい体づくりを目指していきます。